しゃぼん玉の紹介

―しゃぼん玉とは―

「しゃぼん玉」は、小児がんでお子様を亡くされたご家族のための会です。ピアサポートによりお子様を亡くされたご家族の喪失の悲しみを和らげ、ご家族が孤立することなく、明日への生きる希望につなげてほしいと思い活動を行っています。

野口雨情の詩「シャボン玉」で、しゃぼん玉にたとえられたわが子の命。旅立ったお子様を持つご家族の想いに、少しでも寄り添えたらと願うものです。

ピアサポート=同じ経験をした仲間が互いに支え合う活動

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―活動内容―

お子様を亡くされたご家族が集まって気持ちを語り合う場「お話し会」を年に数回実施しています。

誰にも言えない辛い気持ち、困っていることや、体験談、子どもとの思い出、伝えられなかった気持ち等、お茶をいただきながら自由に話し合います。また、お話しできない時は聞いているだけ、その場にいるだけでも構いません。

何でも話せて泣いてもいい場所作りで、みなさんをお待ちしています。どうぞ、気兼ねなく参加して下さい。子どもを亡くした辛さや悲しみやり場のない想いを、皆で分かち合いたいと思っています。

遺族になったごきょうだいの支援「みんなのひろば」をお話会と同時開催しています。

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―立ち上げまでの経緯―

平成22年、闘病中の小児がんの子ども達が、懸命な治療や献身的な看護を受けたにも関わらず、私達親の手の届かない所に行ってしまう現実を目の当たりにしました。子ども達が亡くなった後、残された家族は喪失感、後悔、自責の念で内にこもる日々を過ごすようになりましたが、同じ病棟で過ごした仲間との会話は心を和ませてくれました。一方で、心許して話せる場として小児がんの患者会を求めても岩手には無く、全国組織の小児がん患者会には距離感を覚えました。

同じ思いで苦しむ親たちが他にもいるはず、そう思った2人の母親が「心許して話せる場」を作るため行動を起こしました。平成24年5月5日、岩手県内に「いわて小児がん子どもと家族のぴあさぽーと しゃぼん玉」を立ち上げ、小児がんで子どもを亡くしたご両親のための第1回のお話し会を開催いたしました。

以後、年に数回のお話し会を開催しています。

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―対象―

  • 小児がんでお子様を亡くされたご家族
  • 再発がん、二次がん、思春期・若い成人(AYA世代)のがん、小児血液疾患などでお子様を亡くされたご家族
  • 県名、病名など問わず幅広く対象としています

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 ―スタッフ―

  • 小児がんで子どもを亡くした家族と支援者
  • 岩手県立大学看護学部小児看護学分野(代表教授白畑範子)が活動支援を行っています。令和4年3月31日付け大学をご退職迄ご支援頂きました。ありがとうございました。

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*このホームページは公益財団法人正力厚生会の2014年度助成により製作・公開しております。